ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。
ゲスト・ミュージシャンは非常に豪華。“Comrade”三浦大知、“ユメマカセ”RADWIMPS野田洋次郎、“Drifter”のEGO-WRAPPIN’を始め、yahyelのShun Ikegai、KodämaのKiala Ogawa、Awich、Nao Kawamura等、曲ごとに異なるヴォーカリストを採用。野田洋次郎がヴォーカルの“ユメマカセ”は、大根仁監督のドラマ『ハロー張りネズミ』の主題歌。
こうしたバラバラにも思える個性と幅広い音楽性を自然にミックスするセンスの良さこそがSOIL&“PIMP”SESSIONSの卓越した部分。
ゲスト参加の曲では、日本語の美しさが生きたスピリチュアルジャズのようなEGO-WRAPPIN’参加の“Drifter”が素晴らしい。インストにもいい曲が多い。“A New Day”、“Dusk”、“Method”にはグッときた。
こんなに素晴らしいアルバムを作るバンドに注文をつけるのは申し訳ないが、これほどたくさんのヴォーカル曲を収録するのなら、ファンの妄想としては、制御不能なぐらい狂ったヴォーカリスト(例えばマイルス・デイビス元嫁のベディ・デイビスのような人)が参加した曲も聴いてみたかった。安定したソイルだからこそ、センスや技術だけではどうにもならない外道な『デス・ジャズ』も聞いてみたい。
2018年