ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。
インスト曲なのに“Teen Beat”がビルボードのチャートも4位に輝いたこともあり、ドラマーといっても曲はとっても聞きやすく、歌がないことに気がつかないぐらい親しみやすい。
作品はどれも非常に安定しており、歴史的傑作というほどのアルバムはないが、どれを選んでもそれなりに楽しめる。ということで、ここでは全て馴染み深いソウルの名曲カバー集でまとめられた“Soul Drums”をオススメ。
とにかくポップであることが肝なので、深く考えないでビートに身をまかせるのが一番。
ちなみにサンディ・ネルソンは、1963年にバイク事故で右足を切断している。ということは、この作品は両手・左足と義足でドラムを演奏しているということになる。『セッション』のような音楽的なシリアスさはないが、苦難にめげない能天気な努力家という点では、十分映画化されてもいいぐらいの偉大な人でもある。
Producer: Scott Turner
1968年