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ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

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Buddy Rich Big Band / BIG SWING FACE

少女と天才ドラマーのグルーヴに夢中になる最高に楽しいビッグバンド

バディ リッチ Big Swing Face,
Buddy Rich Big Band,
1967
1960年代後半のジャズは様々な方向にベクトルが向きはじめ、ある意味最も興味深い時期だといえるが、Buddy Rich Big Band(バディ・リッチ・ビッグ・バンド)の音楽は、あくまでもオーソドックス。聴衆を楽しませることに主眼を置いているようで、このライブアルバム“Big Swing Face”でも終始一貫、みんなが楽しめる作りになっている。

バディ・リッチといえば、世界で最も偉大なドラマーのひとりによくあげられ、映画「セッション」でも憧れのドラマーとして扱われていたが、ドラムの技術やジャズについて何も知らなくても、彼の音楽はいつも最高のダンスミュージックとして楽しめる。(1996年にCDとして再発された時には、彼のドラミングが楽しめるような曲が9曲も追加で収録された。)

このアルバムのクライマックスは、12歳のCathy Rich(キャシー・リッチ)と親子共演した“The Beat Goes On”。この曲は同年にSonny & Cher(ソニー&シェール)がヒットさせたポップソングで、キャシーの幼い声とゴージャスなビッグ・バンドのサウンドがアンバランスでおもしろい。

1973年の“The Roar of ‘74”もビッグバンドスタイルを継承しつつも、時代と並走し、よりファンク色を強めており、独自の世界を形成した名盤。

Producer: Richard Bock
1967年



The Beat Goes On - Buddy Rich Big Band
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