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アルバムは全体的にジャズのバックグラウンドを感じ、ハーレムの香りがプンプン漂い、レアグルーヴ・ファンが喜びそうなファンキーな音。時代的にもニューヨーク・ファンクが盛り上がっているオイシイ頃の作品。どの曲もなかなか味があり、大物プロデューサーが手がけていれば大化けしたのでは、という気もする。オススメはソウルフルな白人バンドのBuckinghams(バッキンガムス)にも似たA1 “Let’s Talk”(この曲はインスト版も収録されている)、ジャジーさ一番出ているディープファンクA3 “My Special One”、ボーカルの良さが出ているB2 “I Don’t Bite”、メロウなのにやっぱりファンキーなB4 “Save Me”。
このアルバムで唯一、世に名が出ているのがボーカルのChris Bartley(クリス・バートレー)。彼はVan McCoy(ヴァン・マッコイ)プロデュースで1967年に“The Sweetest Thing Side of Heaven”というゴキゲンなソウルナンバーをヒットさせている。
Producer: Lucy Williams
1974年