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77年発表の“Behold The Mighty Army”でヴォーカリストとしての才能を一気に開花させたLeslie Wilson(レズリー・ウィルソン)も、その片鱗を十分に発揮しているが、本作に於いては、女性ヴォーカルのLondie Wiggins(ロンディー・ウィギンス)の歌う“Forever”や“Why Did I”が素晴らしい。彼ら唯一のR&Bチャート1位に輝いたミドル・バラード“Dream Merchant”も当然いい。と、書いてしまうと、このバンドに関するスローやミディアムばかりへの賞賛に加担してしまうが、New Birth(ニュー・バース)はホーンも揃えて10数人もいるファンク・バンド。生々しいベースで始まる“Blind Man”や“I Remember Well”のファンク・サイドもカッコいい。
ニュー・バースはどんな曲を演っても、なんだかウルウルくるが、特にファンク系で涙腺を直撃するバンドはニュー・バースぐらいしかいないかもしれない。
Producer: James Baker & Melvin Wilson
1975年