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ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

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Mind & Matter / 1514 OLIVER AVENUE (BASEMENT)

円熟と若気の至りが醸し出す絶妙なヴィンテージ感

マインド&マター 1514 Oliver Anenue
(Basement),
Mind & Matter, 1977
まだジャネット・ジャクソンやプリンス、そしてTR-808にも出会う前で、SOSバンドのプロデュースも手がけていない時代。さらには後にスーパー・プロデューサー・チーム、ジャム&ルイスとなる相方のテリー・ルイスとThe Time(ザ・タイム)を結成する前、Jimmy Jam(ジミー・ジャム)がまだ16歳の時に結成したバンドがこのマインド&マター。本音源は彼が17~18歳の頃にレコーディングしたもの。

アルバム・タイトルは、この作品が録音された住所。ミネアポリスの片隅の地下室でジミー・ジャムを含めた11名の若者が恐ろしいほど円熟したソウル&ファンクを記録したのだ。

演奏や音質には若気の至りも感じるが、サウンドがとにかくメロウでアダルトであることに驚く。曲は全て自作で、そのほとんどをジミー・ジャムが書いている。アレンジにもアイデアを感じ、曲もバラエティに富んでおり、彼の音楽的なセンスの良さは十二分に発揮されている。

もちろん当時リリースされた作品ではなく、ジャム&ルイスの栄光があったからこそ日の目を見た音源だが、高校生の時から並はずれた才能があったことを証明している。

1977年



No One Else Can Do It To Me Baby - Mind & Matter
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