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ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

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Millie Jackson / IT HURTS SO GOOD

ケバケバ・ソウルクイーンの寸止め純情時代

ミリー・ジャクソン It Hurts So Good,
Millie Jackson, 1973
下品な言葉や不倫ネタ等、スキャンダラスでケバいイメージの強いミリー・ジャクソン。ところがこのアルバムは、タイトル曲“It Hurts So Good”が大ヒットしているものの結構抑えめの曲で、全体的にはしっとりしぶ〜い内容。それでもファンクあり、ソウルフルなバラードありとミリー・ジャクソンの本質が十分に染み出た味のあるアルバムに仕上がっている。

というのもこのアルバムは彼女にとってまだ第2作目で、既述のような派手なイメージがまだついていない時代。非常に真摯にソウルと向き合っている。

録音はニューヨークとマッスルショールズの二ヶ所。ちょうど都会とディープなソウルがいい具合で混じっている。

タイトル曲と“Love Doctor”は、ブラックスプロイテーション映画の名作“Cleopatra Jones(邦題:ダイナマイト諜報機関/クレオパトラ危機突破)”に使われ、ミリー・ジャクソンが名が知られるきっかけになった。もしかしたら、この映画をきっかけに後の「タフな女」のイメージを着想したのかも。

Producer: Raeford Gerald, Brad Shapiro
1973年



It Hurt's So Good - Millie Jackson
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