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マイケル・ガーリック・バンドのこのアルバムでは、ピアノよりもハープシコードを楽しそうに弾いており、プレイヤーとしてより、リーダーとしてのセンスが光る。全編前衛的な解釈のジャズを展開しているのに、スパイスとしてオールドジャズも時折混ぜるなどハッピーな演出もあり、ポップソングのように素直に心に届く。
アルバムを特徴づけているのは、Norma Winstone(ノーマ・ウィンストン)の美しい歌声。彼女は60年代から活躍し、最近でもECMからアルバムをリリースする英国を代表する女性ヴォーカリスト。ノーマ・ウィンストンの声がマイケル・ガーリックのサウンドに溶け込むとジャズとも現代音楽ともつかない新しい世界が出現する。
ドン・レンデルもA1とA3で参加。
Producer: Kevin Daly
1972年