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彼女はシカゴでメイドの仕事をしながらブルースクラブで歌うようになり、Willie Dixon(ウィリー・ディクソン)と出会ったことにより成功への道が開かれる。そしてChess Records(チェス)傘下のChecker Records(チェッカー)からリリースしたディクソン作でハウリン・ウルフのバージョンが知られていた“Wang Dang Doodle”が大ヒット。その結果、“Wang Dang Doodle”といえばだれもがココ・テイラーの名前を思い浮かべるようになった。
本作“I Got What It Takes”は、ココ・テイラーのもうひとつの黄金期ともいえるAlligator Records(アリゲーター)時代の代表作であり、彼女のシャウトするロッキン・ブルースが満載。アリゲーターに移籍したことで、マーケティング的制約から解き放たれサウンドがより基本に忠実になり、正統派ブルース・シンガーである彼女の魅力が生かされる結果となった。
Producer: Bruce Iglauer, Koko Taylor, Joe Young
1975年