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ソウル&ファンク大辞典

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Koko Taylor / I GOT WHAT IT TAKES

「ブルースの女王」のロックな好盤

ココテイラー I Got What It Takes,
Koko Taylor, 1975
米国南部メンフィス郊外の小作農の家庭に生を享け、幼い時に母を亡くし、父の農作業をきょうだいとともに手伝って生計を助け、地元の教会で歌ったゴスペルがきっかけで神に祝福され音楽に目覚めたココ・テイラー。もうブルースを歌うしかないだろう、という環境で育ち、ついには「ブルースの女王」の称号まで手に入れた。

彼女はシカゴでメイドの仕事をしながらブルースクラブで歌うようになり、Willie Dixon(ウィリー・ディクソン)と出会ったことにより成功への道が開かれる。そしてChess Records(チェス)傘下のChecker Records(チェッカー)からリリースしたディクソン作でハウリン・ウルフのバージョンが知られていた“Wang Dang Doodle”が大ヒット。その結果、“Wang Dang Doodle”といえばだれもがココ・テイラーの名前を思い浮かべるようになった。

本作“I Got What It Takes”は、ココ・テイラーのもうひとつの黄金期ともいえるAlligator Records(アリゲーター)時代の代表作であり、彼女のシャウトするロッキン・ブルースが満載。アリゲーターに移籍したことで、マーケティング的制約から解き放たれサウンドがより基本に忠実になり、正統派ブルース・シンガーである彼女の魅力が生かされる結果となった。

Producer: Bruce Iglauer, Koko Taylor, Joe Young
1975年



Trying to Make a Living - Koko Taylor
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