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アレンジャーとして名を連ねているWardell Quezergue(ワーデル・ケゼルグ)とキング・フロイドは、ともにニューオーリンズ出身で、“Groove Me”や“Baby Let Me Kiss You”では、クレオール仕込みの粘っこいリズムを聞かせてくれる。ちなみに同時期に同じスタジオで同じくワーデル・ケゼルグが手がけてヒットしたのが、同じグルーヴ感のJean Knight(ジーン・ナイト)『ミスター・ビッグ・スタッフ』。
“Let Us Be”、“Messing Up My Mind”、“Day in the Life of a Fool”等はその後のマラコにつながる王道ソウルで、このアルバムを聞き応えのあるものにしている。
ウータン・クランが“For Heavens Sake”でサンプリングした“Don’t Leave Me Lonely”は、エアロスミスあたりがカバーすればカッコ良さそうなハードなバラード。
“Groove Me”は元々B面としてリリースされており、A面は本作の最後を締める“What Our Love Needs”。『グルーヴ・ミー』ほどの破壊力はないが、気持ち良さなら負けていない。
ソウル史的には『グルーヴ・ミー』のポップさばかりが目をひくが、キング・フロイドの奥深さを知ることができる味わい深いいいアルバム。
Producer: Elijah Walker
1971年