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ソウル&ファンク大辞典

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Funkadelic / ONE NATION UNDER A GROOVE

裏アメリカ国歌にふさわしい大名曲収録

ファンカデリック One Nation Under a Groove,
Funkadelic, 1978
実態を掴みにくいPファンク。それを一言で表したのが、このファンカデリックのアルバムタイトル『ワン・ネイション・アンダー・ア・グルーヴ』だ。この言葉が意味するもののインパクトは、ジョン・レノンの『イマジン』にも匹敵する。(社会的インパクトや知名度の差は凄まじいものがあるが)音楽が持つパワーをフル活用している点では、ジョン・レノンにも勝るかもしれない。

Pファンク軍団は、70年代初期、70年代中後期、80年代と音楽的に変化していくが、この時期が品質的に最も充実していた。この『ワン・ネイション・アンダー・ア・グルーヴ』は、タイトル曲のようなファンクがあると思えば、ラテン風味の曲“Groovallegiance”があったり、ヘヴィーなギターうなりまくるハードロック調の“Who Says a Funk Band Can’t Play Rock?!”、ブルージーな変態ソング“Promentalshitbackwashpsychosis Enema Squad (The Doo Doo Chasers)”と、めちゃくちゃな印象も受けるが、アルバムを通して聞けば、むしろコンセプトアルバムであることが理解できる。この時期のファンカデリックでしかありえない、完成度の高いアルバムなのだ。

オススメはタイトル曲に尽きる。もしこの曲がオリンピックの表彰台でアメリカ国家として演奏されれば、たとえおバカな大統領がいても国がひとつにまとまることは間違いない!

Producer: George Clinton
1978年



One Nation Under a Groove - Funkadelic
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