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ソウル&ファンク大辞典

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Fantastic Four / ALVIN STONE (THE BIRTH AND DEATH OF A GANGSTER)

デトロイトソウルの裏代表候補

ファンタスティック・フォー Alvin Stone (The Birth
and Death of a Gangster,
Fantastic Four, 1975
1960年代からデトロイトを中心に活動していたファンタスティック・フォー。当時所属していたRic-Tic(リック・ティック)では、レーベルの同僚Edwin Starr(エドウィン・スター)よりも人気が高かった(エドウィン・スターは、リック・ティックがモータウンに吸収された後、ノーマン・ホイットフィールドのプロデュースの“War”で大ブレイクを果たす)。

1970年代前半には目立った活動はなかったが、ディスコの隆盛とともに復活を果たしたのが、この“Alvin Stone (The Birth and Death of a Gangster)”。架空のギャンスター「アルヴィン・ストーン」を歌ったタイトル曲は、まさしくディスコをターゲットにした佳曲だが、このアルバムのクライマックスは、むしろスローやミディアムの数々。

一番のオススメはA2 “Have a Little Mercy”。この最高のバラードはファンタスティック・フォーの実力が十分に発揮された名曲。B1 “Let This Moment Last Forever”も70年代王道ソウルで、素晴らしい出来。

プロデュースのアル・ケントはリック・ティック時代からの旧知の間柄であり、ファンタスティック・フォーの才能を知り尽くしていた。時代に合わせながらも、彼らの持ち味を十分に引き出し、この充実作を完成させている。

派手な活躍はなかったが、長くデトロイトで活動した実力派ヴォーカルグループ。

Producer: Al Kent
1975年



Have a Little Mercy - Fantastic Four
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