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ソウル&ファンク大辞典

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Dorothy Moore / DOROTHY MOORE

マラコが生んだミシシッピ州の大スター

Dorothy Moore Dorothy Moore, 1977
Dorothy Moore(ドロシー・ムーア)の代表作といえば、前作の“Misty Blue”で決まりだろう。しかし、このセルフタイトル作も捨て難い。「ミスティー・ブルー」よりは、かなりポップス寄りの内容ではあるが、こちらの方がダンサブルなものから、本領ともいえる暖かなカントリー・テイスト溢れるソウルまであって、幅広い層の人が楽しめる。

このアルバムで最も印象的な曲はFrederick Knight(フレデリック・ナイト)作のダンス・クラシックA1 “Let the Music Play”だろう。時代的に勢いを増しつつあったディスコの影響を受けているが、シンプルなアレンジなので今聞いてもあまり古さは感じない。カーペンターズがカバーしたメロディアスな“I Believe In You”は「ミスティー・ブルー」と並ぶ彼女の代表曲。しっとりとしたドロシー・ムーアを堪能できる。“Love Me”、“With Pen In Hand”、“1-2-3 (You And Me)”、“For Old Time’s Sake”、“Too Blind to See”も同タイプのいい曲。

佳曲がズラリと並んでいるが、A1等のアップテンポと、しっとりとした曲の間にかなりのギャップがあるため、アルバム全体としてのトータル感には若干欠けるが、それはこの時代の空気感として楽しんだ方が得策だろう。

Producer: James Stroud, Tommy Couch, Wolf Stephenson
1977年



Let the Music Play - Dorothy Moore
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