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このアルバムで最も印象的な曲はFrederick Knight(フレデリック・ナイト)作のダンス・クラシックA1 “Let the Music Play”だろう。時代的に勢いを増しつつあったディスコの影響を受けているが、シンプルなアレンジなので今聞いてもあまり古さは感じない。カーペンターズがカバーしたメロディアスな“I Believe In You”は「ミスティー・ブルー」と並ぶ彼女の代表曲。しっとりとしたドロシー・ムーアを堪能できる。“Love Me”、“With Pen In Hand”、“1-2-3 (You And Me)”、“For Old Time’s Sake”、“Too Blind to See”も同タイプのいい曲。
佳曲がズラリと並んでいるが、A1等のアップテンポと、しっとりとした曲の間にかなりのギャップがあるため、アルバム全体としてのトータル感には若干欠けるが、それはこの時代の空気感として楽しんだ方が得策だろう。
Producer: James Stroud, Tommy Couch, Wolf Stephenson
1977年