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1970年発表の本作はアナンダ・シャンカール28歳のときの作品。彼もシタール奏者だが、この作品のアプローチは叔父とは全く異なる。60年代後半にサイケデリック文化満開の米西海岸へ行き、Jimi Hendrix(ジミ・ヘンドリックス)等とプレイをした影響か、ロック、サイケ、ファンク、インドがごちゃ混ぜになった、なんとも気持ちのいい音を出している。ローリング・ストーンズの“Jumpin’ Jack Flash”やドアーズの“Light My Fire”のカバーも収録されており、これがまたいい! 一番のオススメは“Raghupati”。まるでストーンズの“Sympathy for the Devil(悪魔を憐れむ歌)”のインド版のような曲で、その呪術的なサウンドにディープトリップしてしまいそうだ。
1975年発表の“Ananda Shankar and His Music”もレア・グルーヴ的な観点から要注目。“Street of Calcutta”にはぶっ飛ぶ。
Producer: Alex Hassilev
1970年