ネコ目/ごはん
NOPE! 犬が食べては絶対ダメなもの
世の中には犬専用のフードやおやつが山ほどあるのに、いまだに調味料を使ってなければ、人間と同じは大抵大丈夫だと思っている人も多いはず。しかし、犬と人では消化酵素が違うため、意外なもので体調を崩すこともある。海外のサイト“Here Pup!”では、(全てをカバーしきれないものの)家庭にもよくある代表的な食品を、「大丈夫!(SURE!)」「ほどほどなら大丈夫(IN MODERATION)」「オススメはしない(NOT RECOMMENDED)」「絶対ダメ(NOPE)」の4つに分けてイラスト付きでわかりやすく紹介している。
まず覚えておくべきは「絶対ダメ(NOPE)」なものは何か。
- ビール:昭和の映像でお父さんが、晩酌の相手として犬にあげている映像を見ることもあるけど、これは絶対ダメ。犬にとってエタノールとホップは完全に毒でもある。
- ガム:これもとんでもない。消化が難しいのは当然のこと、多くのガムに含まれるキシリトールは、犬にとって血糖値の急激な低下を招く可能性もある。
- チョコレート:カカオに含まれるカフェインとテオブロミンは、犬にとって完全な毒と同じ。チョコ入りのおやつも全て犬が届かないところに保管するように。
- ザクロ:意外なのはザクロ。フルーツは一般的に体に良さそうだが、犬が食べられないものも結構多い。ザクロがダメな理由は、取り除くのが難しい種のせい。犬はタネを消化できないため、腹痛や嘔吐の原因になる。
- ブドウ:これもあげてしまいそうだが、絶対にダメ。原因はまだ判明していないが、腎不全を起こす可能性が指摘されている。ただし、ブドウを食べても大丈夫な犬がいることも事実。もしこれまで一度もあげていないのなら、リスクがあるのにあえて試す必要もない。
- アボカド:アボカドに含まれている殺菌作用のある毒素ペルシンが原因。犬が大量に摂取すると嘔吐することも。大きな種はもってのほか。
- タマネギ・ニンニク:専門家が絶対にダメだと警鐘を鳴らしているがタマネギ科の植物。ニンニクやエシャロットも絶対ダメ。どれも赤血球に損傷をきたす恐れがある。
- ナッツ系の木の実:これもほとんどダメ。クルミやマカデミアナッツは特にダメ。アーモンドは「オススメはしない(NOT RECOMMENDED)」の中に入っているが、これもできれば避けた方がいい。
「オススメはしない(NOT RECOMMENDED)」のポップコーンやエビ、チェリー、トウモロコシ、マシュマロ、セロリもあげてしまいそうになるが、体調を崩す原因になるので、やめた方がいいだろう。
犬はなんでも美味しそうに食べる。あげたい気持ちは理解できるが、一番大事なのは、食べていいのか悪いのかが分からないものは、絶対にあげないこと。どうしてもあげたいのなら、まずは獣医さんに相談すること。