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人間に職を奪われたロボット軍団


よくある話だとロボットが人間の職を奪うはずなのに…。これではまるで虚構新聞のネタだ。

受付やコンシェルジュとして、たくさんのロボットがあくせく働き、合理化のために人の労働力をできるだけ排除したはずの「変なホテル」。The Wall Street Journalによると、このハウステンボスのホテルでは、ロボットが次々と解雇されているという。

原因はロボットに対する宿泊客の期待値が上がりすぎたこと。ネットではボストン・ダイナミクス社のロボットが人間以上のアクロバティックな動きをする動画が拡散し、旅先でもスマホひとつあれば誰でも現地のオススメ情報をゲットできる時代に、「変なホテル」のロボットたちは、4年間進化することを怠っていた。部屋に設置されたロボットキャラの「ちゅーりーちゃん」は、簡単な反応しかできず(上記のBBCの動画では英語で答えることもできない)、Siriでもできるハウステンボスに関する質問にさえ答えることができなかった。人工知能を導入していなかったことに驚くが、結果としてコスト削減のために、オートメーション化ではなく、人間の労働力に再び頼る決断を下した。

「変なホテル」は、これからはロボットにはこだわらないと、事実上のロボット・ギブアップ宣言をしている。


参考リンク:The Wall Street Journal

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