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「ミニチュアブルテリアのブログ mossfad de モス。」より

勝手に感想 犬飼人が観た『おおかみこどもの雨と雪』 Wed., Aug. 8, 2012

社会化するミニチュアブルテリア

人と動物が恋に落ちて、おまけに子供を産んで秘密裡に育てていくなんて、なんとも現実離れした御伽草子かオカルトかと少し前までは思っていた。 しかーし、なう、そう犬飼人となった今、その思いは覆る。リビングでぬくぬくと眠りを貪る愛犬は、飼主がふと投げた視線に瞼を開き、何も事が起きないと分かるとまた目を閉じる。

成犬の知能は人間の3才児程で、100の単語は記憶出来るという説がある。ということは生後一年までの犬成長率は人間の赤ちゃんの何倍になるのだろう? 現代の犬は産まれて三ヶ月でトイレを覚え、定期的に健康診断もする。与えられたご飯だけを食べ、お散歩で社会を学ぶ。特に大都会で暮らす犬は、環境による刺激も多いからか、よりヒト化してるように見える。

つまり、『人が人以外と恋に落ちる』というのは……恋が人のエゴならば、恋ではなく『人が群れを人以外と作る』。うーん、ありえる。生物学的に子孫は残せなくても、言葉という道具が一方通行でも、『群れ』の相手がたまたま『犬』、いや『おおかみ』。全然不思議ではないぞ。

すると……普段は尻尾と耳を隠して暮らし、家の中では小さな怪獣となって走り回る『雨』と『雪』の姿が、犬飼人には愛おしくてたまらなくなる。

飼主がいなくなったら、オヤツにもご飯にもありつけないことを本能で知っているから、なんとか野性を閉じ込めて『しつけ』に甘んじる無数のおおかみの末裔たち。

ということで、現代の日本が誇るアニメーション監督の新作は、犬好きには特にオススメです。加えて、アン・サリーの歌声が無防備な琴線に触れ涙。詩吟かファドかブルースか。不覚! ☆

監督:細田守
声優:宮崎あおい、大沢たかお、黒木華他
2012年

公式サイト

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