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ドラマーSteve Arrington(スティーヴ・アーリントン)の甘いヴォーカルを前面に出したことがセールスに結びついたのだろうが、数曲リードをとっている女性ヴォーカルStarleana Young(スターリナ・ヤング)の存在感も光っている。彼女は『ストーン・ジャム』のプロデューサーでスレイヴの中心メンバーでもあるスティーヴ “The Fearless Leader(恐れを知らぬリーダー)” ワシントンの秘蔵っ子で、この作品の後、スターリナとスティーヴ、そして他のメンバーともにAurra(オーラ)を結成することになる。
つまり、『ストーン・ジャム』はスレイヴの変革期に制作された作品で、初期スレイヴの最後の作品にもなった。
メロウさを押し出すようにはなったが、バンドの要である重いリズムは健在。「ヘヴィー・メロウ」とでも名付けたくなるような独自のファンクを開拓したスレイヴのスケールの大きさを証明した作品になった。
Producer: Stephen C. Washington, Jimmy Douglass
1980年