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最も有名な“It’s Gonna Take a Miracle”は、Laura Nyro(ローラ・ニーロ)やDeniece Williams(デニース・ウィリアムズ)のカバーの方が有名かもしれないが、オリジナル版もドラマチックな展開が感動的で、単なるアイドル・グループではないオーラが漂っている。
ロイヤレッツのサウンドに欠かせないのが、プロデューサーTeddy Randazzo(テディ・ランダッゾ)の存在だ。元々ロックンロール界のスターだったが、1960年代中盤からプロデュースを手掛け、Little Anthony & the Imperials(リトル・アンソニー&ザ・インペリアルズ)の名曲“Goin’ Out of My Head”や“Hurt So Bad”でトッププロデューサーの仲間入りをした。
リトル・アンソニー&ザ・インペリアルズのこうした曲をさらにゴージャスにしたのが、このロイヤレッツのアルバムだ。“It’s Gonna Take a Miracle”もインペリアルズのために用意された曲だったが、契約でもめたため急遽ロイヤレッツに提供された。その結果、どの曲の出来も素晴らしく、元祖スウィートソウルとでも呼べそうな傑作が誕生したのだ。
Producer: Teddy Randazzo
1965年