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映画の内容は、バイクに燃える男と女たちの恋やバイオレンスを描いた、いわゆるB級もので、レス・バクスターのサウンドも巨匠とは思えないほど、若々しくファンキーで期待を裏切らない。丁度、時代はスライ&ザ・ファミリー・ストーンの台頭のように、ファンクとロックの境界線が曖昧になってきた頃で、スライより20歳近く年上のレス・バクスターだが、時代の波を、ヨレヨレながら、見事に乗り切っている。
音の成熟度でいうと20代の時に書いた代表作“Quiet Village(有名なのはマーチン・デニーのバージョン、元シンプリー・レッドの屋敷豪太が在籍したMelonもカバー)”の方が圧倒的に高いが、“Hell’s Belles”の胡散臭さの方が愛着を感じる。
Producer: Les Baxter
1969年