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全曲非常に穏やかなので、環境音楽かBGM的にも聞こえるが、絶妙なバランスの上に成り立っており、どこかヒリヒリするような緊張感も覚える。ヤコブ・ブロはインタビューでコルトレーンのようにギターを奏でたいと語っているが、確かに後期のコルトレーンと重なるイメージもある。
このアルバムでは、ヤコブ・ブロ以外に2人のギタリストが共演している。ほぼ全編参加しているのはBill Frisell(ビル・フリーゼル)、そして“Roconstructing a Dream”のみ参加しているがKurt Rosenwinkel(カート・ローゼンウィンケル)。ヤコブ・ブロだけでも十分個性的なのに、こんなに異端のプレイヤーを参加させるとは、相当自分の音世界に対して貪欲なのだろう。
現在はECMに移籍しており、さらなる音楽的高みを追求している。
Producer: Jakob Bro
2008年