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このセルフタイトル作でも1曲目の“El Toro Poo Poo”からラストのキャロル・キングのカバー“It’s Too Late”まで、全編最高のソウルジャズばかり。チャールズ・カイナードのぶっといオルガンに対抗するリズム隊は、これまたぶっといJames F. Gadson(ジェイムス・ギャドソン)のドラムとCarol Kaye(キャロル・ケイ)のベース。キャロル・ケイは、60年代後半にモータウンのスタジオ・ミュージシャンとして多くの録音に携わった女性ベース・プレイヤーの草分け的存在(彼女はデトロイトのファンク・ブラザーズではなく、ロサンゼルスのレッキング・クルーのメンバー)。
チャールズ・カイナードは1979年に亡くなっているが、80年代にソウルフルなジャズが再評価されるようになってから、DJ達が頻繁にカイナードのレコードをプレイするようになった。
Producer: Bob Shad
1971年