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ソウル&ファンク大辞典

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Sahib Shihab and the Danish Radio Jazz Group / SAHIB SHIHAB AND THE DANISH RADIO JAZZ GROUP

陽気さと妖しさを併せ持つ北欧ジャズの名盤

サヒブシハブ Sahib Shihab and
the Danish Radio
Jazz Group, 1965
デンマークのジャズ集団デニッシュ・レイディオ・ジャズ・グループが、米国人サックス/フルート奏者のSahib Shihab(サヒブ・シハブ)を迎えて制作した北欧ジャズの名作。

ライナーノーツによると、デニッシュ・レイディオ・ジャズ・グループはデンマークのラジオ番組の企画として1961年に誕生。好評だったため企画終了後もグループ活動を継続し、サヒブ・シハブのようなゲストミュージシャンを時折招いていたらしい。

1925年米国ジョージア州生まれのサヒブ・シハブは、1947年にイスラム教に改宗した時に、改名した。社会意識が高かったらしく、キリスト教だけではなく、米国の社会構造にも幻滅し、デンマークに移住する。(当時はジャズ界を中心に同様の行動を取るミュージシャンがいく人かいた。)

全体のサウンドは、A1 “Di-Da”に代表されるように、欧州ジャズらしい、スタイリッシュかつ、シニカルさとユーモアを併せ持っている。

オススメは踊れるジャズのA2 “Dance of the Fakowees”とB1 “Mai Ding”。米国でハードバップ・サックス奏者としたならしたサヒブ・シハブらしい曲。

1965年



Dance of Fakowees - Sahib Shihab and the Danish Radio Jazz Group
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