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ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

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Mass Production / IN THE PUREST FORM

ミディアムがいいディスコバンド

マスプロダクション In the Purest Form,
Mass Production, 1979
爆竹音で始まる彼らの代表作A1 “Firecracker”(R&Bチャート4位)を含む本作。いわゆるディスコの王道バンドといえるMass Production(マス・プロダクション)だが、その評価はあまりにも低い。ディスコに絡んだバンドの多くは、ブームの終焉とともに時代のあだ花のような扱いを受けたままで終わること多いが、いいレコードもたくさんある。

この“In the Purest Form”もそんなレコードの一枚だ。A1以上のダンス・チューンとも思えるB1 “Can't You See I'm Fired Up”、B2 “Eyeballin’”もあるし、それにも増して最高なのが、このアルバムのクライマックスともいえるミディアム2連発のA2 “Love You”、A3 “With Pleasure”。両曲とも女性ヴォーカルのAgnes "Tiny" Kelly(アグネス・タイニー・ケリー)が全面的にフィーチャーされていて、ファンクサイドとは違う魅力がある。A2はソウルの王道ともいえるパターンをポップにこなしており、カリブのソウルバンドのような楽しさがある。A3なんかは今聞いても古さを全く感じないので、最近のR&Bしか聞いていない人にもオススメ。

Producer: Ed A. Ellerbe & Mass Production
1979年



With Pleasure - Mass Production