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ソウル&ファンク大辞典

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Manhattans / DEDICATED TO YOU

モッズ心を捉えるマンハッタンズ初期の快作

マンハッタンズ Dedicated to You,
Manhattans, 1966
これ以上ないくらい上質なヴォーカル・ワークを誇ったコロンビア時代の名曲、“Kiss and Say Goodbye(1976年)”や“Shining Star(1980年)”も素晴らしいが、Manhattans(マンハッタンズ)1966年の“Dedicated to You”も捨てがたい。デビューアルバムなので、コロンビア時代のような洗練されたサウンドではないが、若きマンハッタンズのソウルをより感じることができる。

このCarnival Records(カーニバル)の頃のサウンドには、彼らの代名詞でもある都会的な香りは全くせず、60年代のジャマイカかどこかのR&Bヴォーカルグループのような、野暮ったささえ感じる。それでも、その未完成具合が何だか魅力的なのだ。

70年代以降との大きな違いは、リードヴォーカルのGeorge “Smitty” Smith(ジョージ・「スミッティ」・スミス)の存在だ。彼の荒く勢いのある歌い方と、この時期のポップなサウンドが妙にマッチする。一曲目の“Follow Your Heart”は、このアルバムのなかでは比較的洗練された曲だが、ジョージ・スミスの魅力が十分出ており、コーラスとの絡みもいい。

モッズやノーザンソウルが好きな人なら、黄金期のマンハッタンズよりも、初期のサウンドの方が好きなのではないだろうか。

残念ながらジョージ・スミスは1970年に脳腫瘍のため死亡している。その代わりに加入したのが、70年代のマンハッタンズの顔となったGerald Alston(ジェラルド・アルストン)である。

1966年



Follow Your Heart - Manhattans
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