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そしてこのセンスの悪さこそ、本作『カントリー・ディスコ』の最大の長所でもある。アメリカの田舎のバーに入ったら、たまたま演奏していたバンドが大当たりだった、というようなラッキー感がこのアルバムには詰まっている。田舎臭さ、いい意味でのサービス精神、音楽家としての真摯さが彼の音からはひしひしと伝わってくる。
ノベルティ感溢れる“I’m Willing”に始まり、ソウルフルなミドルのA3 “Making Love Is Really My Thing”、安酒場気分満点のバラードB2 “The Love You Saved”、軽いファンキーさ気持ちいいB3 “I Think It’s You”とベテランらしく豊富な技で楽しませてくれる。
B4 “We’re Gonna Make It”は、Little Milton(リトル・ミルトン)のカバー曲。かつてはリー・ショット・ウィリアムスのヒット曲“You’re Welcome to the Club”をリトル・ミルトンがカバーしたこともある。
Producer: Lee Shot Williams, Gene Barge
1977年