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ソウル&ファンク大辞典

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Lee Shot Williams / COUNTRY DISCO

オヤジ臭こそが最大の武器のブルースマン

リー・ショット・ウィリアムス Country Disco,
Lee Shot Williams,
1977
『カントリー・ディスコ』というかなりヤバめのタイトルに腰が引けるが、タイトル曲にしても、カントリー臭はかなり出ているが、いわゆるディスコ的なノリはほとんどない。長いキャリアを誇るリー・ショット・ウィリアムスのデビューアルバムであり、その時代がたまたまディスコ隆盛の時期に当たったので、少し乗っかってみました的な意味しかなさそうだ。彼は、基本ブルース畑の人なので、カントリー臭はむしろ持ち味でもある。

そしてこのセンスの悪さこそ、本作『カントリー・ディスコ』の最大の長所でもある。アメリカの田舎のバーに入ったら、たまたま演奏していたバンドが大当たりだった、というようなラッキー感がこのアルバムには詰まっている。田舎臭さ、いい意味でのサービス精神、音楽家としての真摯さが彼の音からはひしひしと伝わってくる。

ノベルティ感溢れる“I’m Willing”に始まり、ソウルフルなミドルのA3 “Making Love Is Really My Thing”、安酒場気分満点のバラードB2 “The Love You Saved”、軽いファンキーさ気持ちいいB3 “I Think It’s You”とベテランらしく豊富な技で楽しませてくれる。

B4 “We’re Gonna Make It”は、Little Milton(リトル・ミルトン)のカバー曲。かつてはリー・ショット・ウィリアムスのヒット曲“You’re Welcome to the Club”をリトル・ミルトンがカバーしたこともある。

Producer: Lee Shot Williams, Gene Barge
1977年



I Think It’s You - Lee Shot Williams
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