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ソウル&ファンク大辞典

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Janko Nilović / SOUL IMPRESSIONS

一人多文化主義の隠れた巨匠

ヤンコ ニロヴィッチ Soul Impressions,
Janko Nilović, 1975
モンテネグロの血を引く親のもと、トルコのイスタンブールで生まれたヤンコ・ニロヴィッチ。大人になってからはフランスに移住し市民権を取得。多様な文化で育った人生のように、彼は多様な音楽を聞き、多様な楽器を演奏した。プロになってからは頼まれればジャズ、クラシック、ロック、ファンク、ラテン、ポップスとなんでも作った。生活の基盤はテレビや映画向け音楽を作ることで稼ぐようになり、60〜70年代を代表するライブラリー・ミュージック界の大物になった。

業界内知名度は高くても表舞台の仕事ではないヤンコ・ニロヴィッチが注目されるようになったのはレア・グルーヴの影響。作品数は70年代を中心に多く、その中でもこの“Impressions”シリーズは彼の代表作の一つ。タイトルは『ソウル・インプレッションズ』だが、ソウルというわけではなく、どちらかというとファンキーでサイケなラウンジ・ミュージックといった印象。派手なホーン・セクションが入ったかなりハードな曲から、ロマンチックなニノ・ロータのような曲まである。

ヤンコ・ニロヴィッチは生涯で70枚近くのアルバムを発表しているが、彼自身この『ソウル・インプレッションズ』を最も好きな作品の一枚としてあげている。

1975年



Hippocampus - Janko Nilović
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