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ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

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Human Arts Ensemble / UNDER THE SUN

高い志を持ったアンダーグランド(だけどポップ)なフリージャズ集団

ヒューマン・アーツ・アンサンブル Under the Sun,
Human Arts Ensemble, 1974
1970年代にセントルイスで活動していたフリージャズ集団、ヒューマン・アーツ・アンサンブル。メジャーシーンでの活動歴はないが、政治的意識が高く、フリージャズの可能性を探りながら、人種から解放された音楽を目指していた。

この“Under the Sun”に収録されている曲は、A・B面それぞれ一曲のみ。そこからも大衆を全く意識していない音楽であることがわかる。

ところがA1 “Lover’s Desire”は、アフガニスタンの民族音楽のメロディーをモチーフにしたフリージャズらしいが、ドラムのビートは十分ダンスフロアにも対応しており、女性のスキャットが入っていたりと意外にポップでもある。クラブ向けのスピリチュアル・ジャズの趣もあり、1970年代より現代の方が需要がありそうだ。踊れるジャズを聞きなれた21世紀の人間にとっては、かなり美味しい音楽でもある。

トランペットでArt Ensemble Of Chicago(アート・アンサンブル・オブ・シカゴ)のLester Bowie(レスター・ボウイ)参加。

強烈なファンクを求める人には、このアルバムには収録されていないが、“Funky Donkey”もオススメ。

Producer: The Committee for Universal Justice
1974年



A Lover's Desire - Human Arts Ensemble
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