ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。
最も前面に出ているのが当時流行っていた「ファンカラティーナ」感。ラテン要素の強いファンクをポップにあしらったダンスミュージックでポスト・パンクのムーヴメントの一つ。ヘアカット100の場合はジャズのテイストもかなり入っている。
もう一つがビートルズからXTCを貫く英国純正のポップス感。へアカット100の真髄はむしろこちらにあるように思う。
さらに本人たちは意識していないとは思うが、英国人が大好きなスウィートソウル的な甘酸っぱい香りも、このバンドからは漂ってくる。
ヘアカット100の顔であるNick Heyward(ニック・ヘイワード)はすぐにソロとなったため、『ペリカン・ウエスト』は、彼が参加した唯一のアルバムとなった。しかし、残りのメンバーでリリースしたセカンドアルバムの“Paint and Paint”もなかなかの佳作。
Producer: Bobby (Yellow) Sargeant
1982年