Enchantment / ONCE UPON A DREAM
バラードで光るデトロイト発の渋甘ソウル5人組
Once Upon a Dream,
Enchantment, 1977
Enchantment(エンチャントメント)にとって最大のヒット作である“Once Upon a Dream”。その最大の理由はR&Bチャート1位に輝いたメロウな“It’s You That I Need”の大ヒットだろう。リード・シンガーのEmanuel “EJ” Johnson(エマニュエル・EJ・ジョンソン)のファルセットだけではなく、メンバーそれぞれの掛け合いが素晴らしく、この時代を代表するスウィートソウルの名曲だ。バラードではラストのオーソドックスな“Trying to Get Over (With You)”でも実力を十分に発揮している。
本アルバム収録の“Silly Love Song”は、リック・ロスがニーヨを迎えて作った“Super High”でサンプリングされヒットしている。
エンチャントメントはやはりスウィートソウルにいい曲が多い。デビューアルバムでは、バラードの“Gloria”や“Sunshine”、ミディアムの“Thank You Girl for Loving Me”、1983年の“Utopia”収録の“Don’t Fight the Feeling”は必聴。
Producer: Michael Stokes
1977年