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ビッグバンドの形態をとっているが、メロディーはエスニックな雰囲気なものが多く、シタールも入っている。曲によってはドラマーが2人はいることもある。サイケデリックなムーブメントに影響された曲もあり、ロックの影響も感じる。こう書き並べていると、無茶苦茶なバンドのように感じるかもしれないが、こうした一見、ジャズとは関係ない、統一感のないものを、ドン・エリスがビッグバンドのフレームに流し込むと、唯一無二の統一した世界観が完成するのだ。
もっとドン・エリスの深みにはまりたい人には、この時期の“Don Ellis Orchestra ‘Live’ at Monterey!(1966年)”、“Live in Live in 3⅔/4 Time(1966年)”、“Don Ellis at Fillmore(1970年)”等のライブアルバムもオススメ。
Producer: John Hammond
1967年