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ソウル&ファンク大辞典

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Don Ellis Orchestra / ELECTRIC BATH

多幸感あふれるポップでアバンギャルドな変拍子ジャズ

ドンエリスオーケストラ Electric Bath,
Don Ellis Orchestra,
1967
Don Ellis Orchestra(ドン・エリス・オーケストラ)の音楽は、底抜けに明るく複雑だ。トランペッターなのに偏執的といえるほどにリズムへのこだわりがあり、この「エレクトリック・バス」でも全編にわたって変拍子が用いられている。それなのに、楽しい曲ばかりで、複雑なリズムにもかかわらず、思わず腰が動いてしまう。

ビッグバンドの形態をとっているが、メロディーはエスニックな雰囲気なものが多く、シタールも入っている。曲によってはドラマーが2人はいることもある。サイケデリックなムーブメントに影響された曲もあり、ロックの影響も感じる。こう書き並べていると、無茶苦茶なバンドのように感じるかもしれないが、こうした一見、ジャズとは関係ない、統一感のないものを、ドン・エリスがビッグバンドのフレームに流し込むと、唯一無二の統一した世界観が完成するのだ。

もっとドン・エリスの深みにはまりたい人には、この時期の“Don Ellis Orchestra ‘Live’ at Monterey!(1966年)”、“Live in Live in 3⅔/4 Time(1966年)”、“Don Ellis at Fillmore(1970年)”等のライブアルバムもオススメ。

Producer: John Hammond
1967年



Indian Lady - Don Ellis Orchestra
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