Twitter Facebook

ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVW | XYZ
ABC | DEF | GHI | JKL | MNO | PQR | STU | VWXYZ
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVWXYZ

Creme D’Cocoa / NASTY STREET

フィリー仕込みの極上ちょい渋ホットドリンク

クリーム・ド・ココア Nasty Street,
Creme D’Cocoa, 1979
元Ambassadors(アンバサダーズ)の男性3人と、元Ebonys(エボニーズ)の女性1人からなるヴォーカル・グループ。渋いフィリー・ソウルの名グループ出身者で構成されているだけあって、実力的には全く申し分のないクリーム・ド・ココア。

1979年にリリースされた本アルバムでは、ダンス・クラシックス“Doin the Dog”のようなアップの曲もいいが、21世紀的に見るとバラードの良さに心を惹かれる。紅一点のJennifer Holmes(ジェニファー・ホルムズ)の甘い歌声が印象的なA2 “I Don’t Ever (Wanna Love Nobody But You)”や、アンバサダーズが進化したような正統派ソウル・バラードのA4 “Baby, Please Don’t Go”は、実力派ならではの味わい。B2 “I Will Never Stop (Lovin’ You)”は、男女ヴォーカルのメリットを最大限に生かした王道ラヴ・ソング。

もっと成功しても良かったのではないかと思うが、時代的なディスコの荒波や、迫り来るブラック・コンテンポラリーの勢いについてゆけず、わずか2枚のアルバムを残すだけで解散してしまった。

Producer: Cecile Barker, Tony Camilo
1979年



I Don't Ever (Wanna Love Nobody But You) - Creme D’Cocoa
関連アーティスト