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ここで取り上げるのはブリックにとってのセカンドであり、セルフタイトル作。「グッド・ハイ」も完成度の高いアルバムだが、第2作目では、よりオリジナリティを突き詰め、派手さはないものの質の高い音を築いている。サウンドはDazzというより、Fuzz(funk+jazz)といった感じで、フルートやトロンボーンを効果的に使う等、なかなか他のバンドでは聞けないサウンドになっている。
彼らの特徴は、B1の“Dusic”のように、メロディーが非常にポップなのに、それと反比例するようなヘビーなリズム隊が同時に存在していることだろう。
もったいないのが、ルックスだ。ファーストやセカンドのアルバムジャケットは結構かっこいいのに、YouTubeでのライヴを見ると、いかにも人が良さそうなおじさんといった感じで、もう少し、魅せ方に気をつければ、スーパーバンドになれたような気がする。
Producer: Brick, Phil Benton
1977年