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ソウル&ファンク大辞典

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Black Sugar / BLACK SUGAR

南米ペルー発、米国ハーレム風レアグルーヴ

Black Sugar Black Sugar,
Black Sugar, 1971
1969年、Victor “Coco” SalazarとMiguel “Chino” Figueroaによりペルーで結成。当初はLos Far Fenというグループ名で活動していた。数枚のシングルを出した後、プロデューサーのJaime Delgado Aparicioの提案でBlack Sugar(ブラック・シュガー)に改名、デビュー・アルバム『ブラック・シュガー』をリリース。本作は、ペルーのみならず南米中で大ヒット、すぐにアメリカでも発売されることが決定した。

当然ながら全体的にはラテン・テイストを感じるが、彼らが影響されているのは明らかに米国のソウルやファンク、ジャズであり、バンド名や英語で歌っていることからも、グローバルな展開は最初から狙っていたようだ。

オススメは他の曲に比べるとややラテン臭を抑えめにした“The Loser”。70年代ニューヨーク・ハーレムのラティーノ的な香りも漂うファンキーな曲で、ホーンセクションのキレがいい。ラストを飾るブラックスプロイテーション風ジャズファンクの“Pussy Cat”も、大胆なアレンジの渋いインスト。“This Time”や“When You’re Walking”のようなメローな曲もナカナカ心地いい。

Producer: Jaime Delgado Aparicio
1971年



The Loser - Black Sugar
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