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内容は、まさしくイタリアン・レアグルーヴの名作にふさわしく、ジャズ、ラテン、ファンクが巧みな胡散臭さのスパイスとともにミックスされている。そしてそのレベルが恐ろしく高い。
アウグスト・マルテッリは、映画やテレビ音楽を多数手がけていたため、あらゆる音楽のいい部分を編集する能力には長けていたようだ。サントラも残しているが、この“Black Sound From White People”も、まるで架空のサウンドトラックのようにも聞こえる。
オススメは“Loco Love Motion”。フルートと女性スキャットのユニゾンだけで昇天するマニアも多い一曲だ。ジャズファンクとしては“Kryptoblues”もいい。モンド感はないが、マルテッリの実力を知ることができるクールな曲。
1972年